皆さんは目の健康に気をつけていますか?
筆者自身、肌の日焼けには気をつけることはあっても「目」の日焼け対策は何もしていませんでした。
長年放置していたせいで、ここ数年、目のトラブルで悩まされることが多くなってきました。
この記事では、早い段階で「目」を守るための必要性と対策を伝えております。

紫外線が原因!目に与える老化の影響
私たちの目は、紫外線を浴び続けることで老化が加速していきます。
具体的に見ていきましょう。
- 紫外線は肌だけでなく目にも深刻なダメージを与え、長時間浴び続けることで白内障や角膜炎、翼状片(白目が黒めに伸びる病気)などのリスクが高まります。
- 紫外線を多く浴びると、水晶体(目のレンズ部分)のタンパク質が劣化し、老眼や白内障の発症が早まることが研究で示されています。
- 目元の皮膚も紫外線で乾燥、シワ、たるみが進みやすく、見た目の老化も加速します。

目に見えない紫外線って怖いですよね
目から入る紫外線が肌の老化にも影響
- 目に紫外線が入ると脳が刺激され、メラニン色素が増えて肌のシミやシワの原因になることもあります。
紫外線による症状
目が赤く充血、ゴロゴロする、異物感がある、涙が出る、目が痛くて開けづらい、まぶしく感じる、かすんで見える、視界がぼやける
これらは紫外線を浴びてから6~10時間後に出ることが多く、特に屋外で長時間過ごした後に現れやすいです。
こうした症状があれば、早めに目を休めたり、必要に応じて眼科を受診しましょう。
目を守ろう!紫外線対策のポイント
目は一生使い続ける大切な器官だからこそ、日常的にしっかりと紫外線対策を行うことが重要です。
ここでは、目を紫外線から守るための具体的な対策ポイントを紹介します。
UVカットの「サングラス」「メガネ」「コンタクトレンズ」を着用
サングラス・メガネの選び方
- UVカット率が高い「UV400」表記で99%以上カットできるものを選ぶ
- レンズの色の濃さとUVカット効果は無関係。必ず「紫外線カット」性能を確認
- フレームやレンズが大きく、顔にフィットして隙間から紫外線が入りにくい形状が理想
- レンズ裏面にもUVカット加工があると、反射による紫外線も防げる
「UV400」「紫外線透過率」「UVカット率」について
「UV400」紫外線(UVA・UVB)を400nmまでしっかりカットできるレンズのこと。これが書いてあれば、ほとんどの紫外線を防げます。
「紫外線透過率」レンズが紫外線をどれくらい通すかの数字。低いほど良く、1%以下なら安心です。
「UVカット率」紫外線をどれくらい防げるかの数字。高いほど良く、99%以上が理想です。
日本人は昔から、サングラスは「かっこつけている」「不良っぽい」「失礼」といったネガティブなイメージで着用しない方が多いですね。
現代では目の健康を守るためにも子供の頃からサングラスの着用は必須ですね!
コンタクトレンズの使い方
- UVカット機能付きコンタクトは黒目部分の紫外線をカットできるが、白目や周囲は保護できない
- サングラスやメガネと併用することで、目全体をより効果的に守れる
帽子や日傘を使う
- つばの広い帽子や、顔全体を覆うデザインを選ぶことで、直接目に入る紫外線を大幅に減らせる
- 日傘はUVカット率が高いもの(完全遮光やUVカット加工)を選ぶと、より効果的に紫外線を防ぐ
- 日傘は外側が白、内側が黒いものを選ぶと、紫外線の反射と透過を抑えられる
- 日傘は正しい角度で差し、顔や目にしっかり影を作るようにする
目に良い栄養素を摂る!おすすめ食材
紫外線による目の老化を防ぐには、抗酸化作用を持つビタミンやミネラル、特定の栄養素を含む食品がおすすめです。
ビタミンC・E
細胞の酸化ダメージを抑え、目の老化や白内障の予防に役立つ
ビタミンC:キウイ、柑橘類(オレンジ・グレープフルーツ)、パプリカ
ビタミンEアーモンド、ナッツ類、アボカド、オリーブオイル
ルテイン・ゼアキサンチン
網膜を紫外線から守り、加齢黄斑変性症のリスクを減らす
ほうれん草、ケール、スイートコーン、エンドウ豆、ブロッコリー
ビタミンA
目の乾燥予防や角膜・網膜の健康維持
にんじん、かぼちゃ、レバー、卵黄
DHA・EPA
網膜の機能維持に役立つ
青魚(サバ、イワシ、サンマなど)
タウリン
紫外線ダメージや目の疲労回復に効果的
タコ、イカ、貝類
バランスの良い食事をとることが大切ですが、毎日の食事で足りないものはサプリメントも有効です!
まとめ
子どもの頃に浴びた紫外線も将来の目の病気に影響しますが、大人になってかでも対策は遅くありません。紫外線は一年中降り注ぐため、季節や天候に関係なく対策が重要です。
日々の紫外線対策を意識して「目」の健康寿命を延ばしましょう!