車酔いで悩むあなたへ…旅行も通勤も快適にする対策まとめ

車酔い 旅行・外出便利アイテム

私自身、こどもの頃から車酔いがひどく、楽しいはずの遠足や旅行ではツライ記憶しか残っていません。大人になった今でも、通勤時のバスに酔うことがあります。
絶対に車酔いすることが分かっているなら、事前に対策をして快適な時間を過ごしたいですよね。
この記事では、車酔いに悩んでる方にむけて対策を紹介していきます。

車酔いは、「脳の混乱」と「自律神経の乱れ」が原因

車の揺れや加速・減速によって耳の奥にある三半規管が刺激され、その刺激と目から入る景色の動き体で感じる感覚とがズレると、脳が混乱し、自律神経が乱れる。さらに、車内のニオイ排気ガス強い光不安疲れ寝不足なども車酔いを悪化させる要因です。

乗り物

車酔いの症状

めまい、生あくび、生つば(初期症状)、頭痛、頭重感、吐き気、胃の不快感、顔面蒼白、冷や汗、手足の冷感、だるさ、集中力低下、眠気、動悸、ふらふら感、症状が悪化すると嘔吐、脱水症状

酔わないための対策

十分な睡眠をとり体調を整える

寝不足の状態では自律神経が乱れやすく、車酔いしやすくなります。
車に乗る前日は睡眠をしっかりとることで心身の疲労も軽減され、乗車中の不快感を減らすことが期待できます。

食事は軽めに、消化の良いものを摂る

空腹や満腹のどちらでも酔いやすくなるため、乗車直前の食事は避け、消化の良いものを適量食べておきましょう。
うどんやおかゆ、クラッカーなどがおすすめです。
また、飴やチョコレート、ガムなどを口にすると血糖値が上がり、脳が活性化して酔いにくくなります。
脂っこいものや消化に悪い食品は控え、胃に負担をかけないこともポイントです。


締め付けないゆったりした服装を選ぶ

車酔いを防ぐには、身体を締めつけないゆったりとした服装が効果的です。
ベルトやネクタイ、きつい下着や洋服は自律神経を乱しやすく、酔いやすくなるため避けましょう。
特にお腹周りを圧迫しない服装を選び、リラックスできるジャージや伸縮性のある衣服がおすすめです。ゆったりした服装は気持ちも落ち着き、酔いの予防につながります。

酔い止め薬を乗車30分前に服用する

酔い止め薬は自律神経の興奮を抑えたり、吐き気やめまいなどの症状を予防・緩和する成分が含まれており、乗り物の揺れによる感覚の乱れを調整します。
酔う前に服用することで、旅行や移動をより快適に過ごせます。


揺れの少ない席・前方の席に座り、頭をあまり動かさず遠くの景色を見る

前方や助手席は進行方向が見えやすく、車の動きを予測しやすいため、視覚と体の感覚のズレが少なくなり、酔いにくくなります。
乗車中に下を向いての読書やスマホ操作は、目で感じる情報と体の揺れの感覚がズレて酔いやすくなるので止めましょう。
頭を動かすと三半規管が余計に刺激されるので、乗車中は進行方向を見て姿勢を保ち、遠くの景色に視線を合わせと、予防効果が高まります。
横になれる場合は、シートを倒して安静に過ごすのもおすすめです。

こまめに休憩をとり新鮮な空気を吸う

長時間のドライブでは、1~2時間ごとに車を止めて休憩しましょう。
車から降りて外の空気を吸うことで、脳がリフレッシュされ、酔いの症状が軽減します。
休憩中は体を動かしたり、深呼吸をしてリラックスするのもおすすめです。
走行中は車内の空気がこもると気分が悪くなりやすいので、エアコンの外気導入モードを活用したり、窓を少し開けて車内に新鮮な空気を取り入れると、車酔いの悪化を防げます。

乗り物酔いに効くツボを押す

内関(ないかん)
手首の内側、手首のしわから指3本分ひじ側に進んだところにあるツボ。
吐き気や胃の不快感を和らげ、自律神経も整える。

外関(がいかん)
内関のちょうと反対側(手の甲側)にあり、自律神経を整え、頭痛や車酔いの諸症状に効果的。

築賓(ちくひん)
足の内くるぶしからひざに向かって指5本分上がったところ。
気分が悪いときや吐き気の緩和におすすめ。

翳風(えいふう)
耳たぶの裏側のくぼみにあるツボで、平衡感覚を正常にする働きがあり、車酔いの予防や耳抜きにも効果的。

ツボは親指で心地よい強さで1~2分ほど押すのが目安です。乗り物に乗る前や酔いを感じたときに、気軽に試してみてください。


偏光サングラスを使う

車酔いの原因のひとつは、窓や道路からの強い反射光による目の疲れや頭痛です。
偏光サングラスは、こうした乱反射の光をカットし、目への負担を大幅に減らしてくれます。
その結果、車酔いや乗り物酔いのリスクを軽減できるため、おすすめのアイテムです。


おすすめグッズ

酔い止めバンド

手首のツボを刺激することで乗り物酔いを軽減するバンド。
伸縮式やマジックテープ式、ベルト式など種類があり、子供用や妊婦さん用もある。
水洗いできるタイプは衛生的でおすすめ。
両手首に装着するのがより効果的。


酔い止め薬

市販の酔い止め薬(例:アネロン、トラベルミン、センパイア)は、即効性があり多くの人に利用されている。


タブレット

ジンジャータブレットは、生姜成分が胃のむかつきを和らげると人気。
梅干しタブレットは、クエン酸には平衡感覚を整えたり唾液分泌を促進する作用があり乗車前の予防におすすめ。


ネッククーラー・冷やしタオル

冷却シートや保冷剤、アイスノンなどで頭や首筋をひやすことで副交感神経の働きが抑えられ、吐き気が和らぎます。


携帯用エチケット袋

万が一のために持っておくと安心


まとめ

車酔いは、自律神経系の病的反応として吐き気やめまいなどの症状が現れますが、これは一時的な体の反応であり、通常は「病気」ではありません。
日常的に目や頭を動かす訓練、体勢を変える運動で「慣れ」を作ると酔いにくくなります。
旅行や通勤が憂うつな方も、これらの対策を取り入れて快適な移動を目指しましょう!

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