毎日使う調理器具、どんな素材が本当に安全か気になりませんか?
筆者自身、傷がついたフライパンを使い続けていたので、買い替えるキッカケになりました。
今回は、プロの料理人から家庭のキッチンまで幅広く愛用されているステンレス製の安全性について、分かりやすく紹介します。
テフロン加工フライパンについて
一般的に家庭でよく使われているテフロン加工フライパンは、食材がくっつきにくくお手入れが簡単な反面、以下のようなデメリットがあります。
- 耐久性が低く、1~3年程度で買い替えが必要
- 傷や高温に弱く、コーティングが剝がれやすい
- コーティングが劣化すると有害物質が発生するリスクがある
- 急激な温度変化に弱い
ステンレスはなぜ安全?
- ステンレスは、鉄にクロムやニッケルを加えたもので、家庭用調理器具に最も多く使われる安定した合金。
- 通常の調理温度では有害物質が溶け出す心配はほとんどない。
- 日本国内で販売されている製品は厳しい基準をクリアしているので安心して使える。
- ステンレス鍋の内側が虹色になることがありますが、これは水中の成分が加熱時に皮膜に付着し発色する現象で品質や安全性には問題なし。
使用時の注意点
- 酸性食品や塩分の強い料理を長時間煮込む場合は、微量の金属が溶け出すことがあるので注意。調理後は早めに洗いましょう。
- 傷やサビがあると金属溶出のリスクが高まるため、定期的にチェックし、深い傷がついた場合は買い替えを検討
長期間使えるステンレス調理器具の選び方
多層構造を選ぶ
ステンレス単体よりも、アルミなどを挟んだ多層構造(特に全面多層)は熱伝導が良く、焦げつきやムラを防ぎやすくなります。
表面コーティング無しが長持ち
コーティングがない純粋なステンレス製は、剥がれの心配がなく、正しい使い方で一生ものとして使えます。
日本製・燕三条産など信頼できるメーカー
品質管理がしっかりしている日本製や燕三条産は、耐久性・安全性ともに高評価です。
サイズと重さを確認
長く使うためには、自分の調理スタイルや人数に合ったサイズ・重さを選びましょう。
お手入れのしやすさも重要
汚れが落ちやすいデザインや、パーツが少なく洗いやすいものを選ぶと衛生的に長く使えます。
普段のお手入れは中性洗剤と柔らかいスポンジでOK。しっかり乾燥させて保管すれば、長く清潔に使えます。
主なステンレス調理器具
ステンレスは耐久性が高く、サビにくいので幅広い調理器具に使われています。
- 鍋 (片手鍋、両手鍋、パスタポット、天ぷら鍋、玉子焼き器など)
- フライパン
- ボウル・ザル
- カトラリー (スプーン、フォーク、ナイフなど)
- キッチンツール (おたま、トング、泡立て器、ヘラなど)
- ケトル・急須・茶筒・ワインクーラーなどのテーブルウェア
まとめ
手軽に購入することができるテフロン加工のフライパンは高温で有害物質が発生することがありますが、ステンレスは高温でも安定していて、健康被害のリスクが極めて低いです。
毎日つかうものだからこそ、安心・安全なステンレス製調理器具を選びましょう。
正しい使い方とお手入れで、健康的な食生活をサポートしてくれます。